第3世代のパンダ登場 チンクとどっちを選ぶ?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:中野 英幸
フィアット パンダの名前を耳にすると、クルマ好きなら誰だって1980年デビューの初代パンダを思い出すだろう。パッケージングを含むデザインのすべてを手掛けたのはイタルデザイン代表のジョルジェット・ジウジアーロ。70年代に、フォルクスワーゲン ゴルフをはじめとするシャープな折り紙細工デザインで一世を風靡した空間創りの天才が、脂の乗り始めた40代初頭に生み出した角張った2ドア+テールゲートボディの初代パンダは、人々の生活を多様に彩る機能性を備えながら、モダンにして単純明快なデザインで小型車のひとつのスタイルを提示、当時のクルマ好きを魅了したものだった。
しかも初代パンダ、1999年に生産が中止されて10年以上が経った今日も、特にナポリやシチリア島といったイタリアの南部にいくと、土地の人々の生活の道具として活躍する姿を、あちこちで目にする。パンダが現役だった80~90年代には、生産中止から長年経ったリアエンジンのフィアット500が、そういった地域で現役として使われていたのをしばしば目にしたが、それと同じ使われ方を今、初代パンダがしているのだ。つまりパンダは、かつてチンクエチェントが演じてきたイタリアのベーシックカーの下限に位置するモデルの役割を、80年代以降負ってきたクルマだといえる。
通称パンダIIと呼ばれる2代目パンダが登場したのは2003年のことだった。それは初代より2回りほど大きい5ドアモデルで、しかも通常のハッチバックより背の高いボディが、若干SUV風の匂いを漂わせるクルマだった。しかもこのパンダII、2004年にはヨーロッパのカーオブザイヤーに選ばれている。で、このパンダIIのリニューアルモデルとして2011年のフランクフルトショーでデビュー、ヨーロッパでは翌12年に発売されたのが、イタリアでは通称パンダIIIとも呼ばれるらしい、今回の新型パンダである。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
フォルクスワーゲン・ティグアン 詳細データテスト おすすめは実用グレード デジタル化はほどほどに
D’stationが初優勝の独走ポール・トゥ・ウイン。最重量mutaはレースでも強い/第3戦GT300決勝レポート
タナクが0.2秒差で逆転。ヒョンデ復帰後初勝利、日曜最速はヌービルに/WRCイタリア最終日
中古車狙ってる人必見!! 無給油・充電だけで「1000km」走ってわかった初代アウトランダーPHEVの実力
ニュルブルクリンク24時間耐久レースの裏側に潜入取材! 極寒のパドックをレポートします【みどり独乙通信】
トップENEOSが痛恨のピットミス。Deloitte笹原&アレジが待望の初優勝でGRスープラ1-2/第3戦GT500決勝レポート
シビック タイプRで24時間レースに挑戦!【石井昌道】
巨大グループ期待の星! 新型プジョーE-3008へ試乗 ダッシュ力競争から1歩引いた214ps
フェチれるアウディ「RS 6 アバント パフォーマンス」の22インチホイール! リアル「運び屋」がチョイスする本物っぷりとは【クルマdeフェティシズム】
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?